センバツ2025の振り返りと今後の展望

 こんにちは。その辺の高校野球ファンです。今年のセンバツは神宮大会に続き横浜の有鬚という形で幕を閉じました。高校野球の面白いところでもあり、厳しいところえもあると言えると思いますが、例年、はるの栓あbつに出場した学区の内の多くは夏に甲子園に戻ってくることが出来ません。高校野球は本当に何が起こるのか分からないのです。そこで、今回の記事では、今年も夏のクライマックスに向かって競争が本格化していく高校野球が、どのようになっていくのかという事を展望していきたいと思います。よかったらどうぞお付き合いください。

優勝校横浜は夏も甲子園に返ってこられるのか

 新チームが始まってからの横浜高校は、秋の地区予選からはるのセンバツを優勝するまで、神宮大会も含めて全ての公式戦で勝利しており、その連勝記録はセンバツ優勝時点でなんと20連勝!このまま横浜高校の無敗伝説が始まり、春の大会や夏も横浜が勝ち続けるのか、はたまたこの横浜高校の連勝記録を止める高校は現れるのか、これは今年の高校野球の大きな見どころだと思います。横浜高校が属する神奈川県には、横浜の因縁のライバルであり、春夏合わせて5回の甲子園優勝回数を誇る東海大相模や、2023年に勢いに乗った仙台育英を破って夏の甲子園を制した慶応、今年のセンバツ大会にも21世紀枠で出場した横浜清陵、他にも桐光学園や武相、日大藤沢など、多くの強豪がひしめいており、いくらセンバツを優勝した横浜だからといっても容易に夏の甲子園にも戻って来られるとは限らず、過去にもセンバツ優勝校が夏の甲子園に出場できないというケースもいくつもありました。2023年には、センバツの優勝校、準優勝校が両方とも夏戻ってこられないということがありました。横浜高校は夏に甲子園に戻って来られるのか、また甲子園に戻ってきて再び優勝を果たすことが出来るのか、それとも横浜高校を止める高校が現れるのか、注目していきたいところです。

夏の和歌山代表

 今年は和歌山県から2校がセンバツ出場しました。ずっとしのぎを削り合ってきた市立和歌山と智弁和歌山です。市立和歌山は初戦敗退はしたものの、後に優勝を果たす横浜に2-4と善戦しています。安打数で数えても、横浜7本、市立和歌山5本と互角な戦いであったことが分かります。一方智弁和歌山は、準優勝こそ果たしたものの、決勝戦で同じ横浜高校に11-4と大差で敗れています。秋の大会では県大会での直接対決はなく、近畿大会の準決勝で対決しましたが6-1で智弁和歌山が勝利し、安打数も市立和歌山が6本、智弁和歌山が13本と智弁和歌山が優勢であったと考えることが出来ます。夏は県から1校しか甲子園に出場することができないため、少なくともこのどちらか1校は出場することができません。センバツ準優勝の智弁和歌山か、優勝校である横浜に善戦の市立和歌山か、はたまた両校とも出場することができず、他のチームが出てくるのか、今後の和歌山県からは目が離せません。

夏の沖縄代表

 沖縄県も同じく今年のセンバツに2校が出場しました。甲子園常連校である沖縄尚学と創部4年目にして甲子園初出場を果たしたエナジックスポーツです。両校は秋の県大会決勝で対決し、秋の九州大会決勝でも対決しました。結果はどちらとも沖縄尚学が勝利しましたが、秋の九州大会決勝のカードが秋の沖縄県大会の決勝と同じカードとなったことから今年の沖縄県のレベルの高さが分かります。今年のエナジックにとって、沖縄尚学は因縁のライバルであると言えるでしょう。沖縄尚学は秋の九州大会を制覇し、センバツでも横浜と1点差の好ゲームを演じました。エナジックスポーツは二回線で準優勝の智弁和歌山に敗れましたが、ノーサイン野球で甲子園に確かな爪痕を残しました。夏の甲子園には沖縄県からも1校からしか出場できないため、和歌山県と同じくこのどちらか1校は出場できないことにあります。エナジックがリベンジを果たすのか、沖縄尚学が再び制するのか、それとも他の高校が出てくるのか。近年沖縄県の高校野球の情勢は変化しつつあります。長らく沖縄尚学と興南の2強状態が続いていましたが、近年ではエナジックスポーツや日本ウェルネス沖縄、KBCなどと言った横文字が入る通信制高校が勢力を上げてきており、沖縄尚学と興南の2強状態が崩れています。去年の夏の沖縄大会のベスト4は興南以外は横文字が入る通信制高校であったことからも、沖縄高校野球の変化が分かります。今年の沖縄県は果たしてどこが出てくるのか、沖縄水産などの古豪も含めて注目していきたいです。

センバツ出場校は夏の甲子園に何校戻って来られるのか

 例年、春にセンバツ大会に出場した高校が夏も甲子園に出所うする、いわゆる春夏連続出場を果たす学校は意外とかなり少ないです。2024年では9校、2023では11校、2022では13校とセンバツ出場校の内1/3程度しか夏の甲子園に出場できていないのです。2023年には優勝校、準優勝校が揃って夏に戻ってこられないということがありました。またセンバツのベスト4の学校も夏に甲子園に戻ってくる割合が少ないという傾向もあります。今年春夏通じて初出場で旋風を巻き起こしベスト4に入った浦和実業は浦和学院や花咲徳栄なといった埼玉の強豪校に勝って再び甲子園に戻って来られるのか、また同じく今回のセンバツでベスト4だった健大高崎も、春に強く夏はなかなか甲子園に出場できずに、夏は群馬県からは前橋育英などの他の学校が出場するという傾向があります。この傾向を打ち破り、再び夏に甲子園に来ることができるのか、今後の戦いに注目していきたいです。

98年ぶりに出場できなかった大阪勢

今大会は98年ぶりに大阪勢の出場がありませんでした。大阪を代表する名門である大阪桐蔭も履正社も、共に秋季近畿大会の初戦で滋賀県勢に敗北し、近畿大会ベスト8で当確線上にいた大阪学院大高も大阪1位の履正社を下した滋賀短大付属との選考争いに敗れ甲子園初出場とはならず、「大阪枠」なんて言われる程欠かさずセンバツに出場していた大阪勢が98年ぶりにセンバツに出場できませんでした。高校野球王国である大阪の高校はこの悔しさから大きくレベルが上がって夏の戦い挑むと考えられ、大阪桐蔭や履正社などの超名門校や大阪学院大高などの他の大阪の学校は夏に怖い存在となります。夏の甲子園は1県1代表であるため必ず必ず大阪から甲子園に1校出場します。98年ぶりにセンバツに出場できなかった大阪勢の夏の逆襲が見られるのか、とても楽しみですね。

夏の近畿勢

今年のセンバツでの近畿勢は苦しい結果となりました。近畿からは6校が出場しましたが、近畿大会優勝の東洋大姫路と準優勝の智弁和歌山以外は全て初戦敗退となり、智弁和歌山は決勝まで登りましたが、優勝の東洋大姫路も2回戦敗退となり2回戦が終わった時点で智弁和歌山以外のチームは全て姿を消してしまいました。例年近畿はレベルが高く、今年もそうでしたが決勝のカードはしばらく近畿対関東という組み合わせになっており、去年の夏の甲子園では京都の京都国際が優勝し、2021年の夏の甲子園ではベスト4を全て近畿勢が独占するなど、2018年の大阪桐蔭など、近年での高校野球において近畿勢の活躍ぶりは目まぐるしいものでした。今年のセンバツでは初戦でカードで関西vs関東となったカードが4カードありましたが、3-1で関東勢が勝ち越す形となりました。春は悔しい結果に終わってしまった近畿勢の夏の逆襲に期待したいです。

まとめ

 センバツは終わりましたが、これはまだまだ始まりにすぎません。これから最後の集大成である夏に向けて高校球児たちの熱い戦いはヒートアップしていきます。夏には殆どのチームが「別のチーム」になって戻ってきます。我々の予想など簡単に超えてきます。高校球児たちの3年間の全てを乗せた戦いが、高校野球ファンはこの眼に焼き付けたいと思います。

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