なかなか試合に出られなくて、「私には身長がないから。」「そもそも運動能力が高くないから。」…などと言って諦めそうになってはいませんか?
諦めてはいけません!
確かに身長や体格、元々生まれ持った運動能力などはとても大きな要素であり、協力な武器です。
しかし、それだけで全てが決まってしまう程バスケットは単純なスポーツではありません。
今回はバスケ歴14年でインターハイ、ウインターカップ出場経験もある筆者が思う、試合に出るためにするべきことを紹介していきたいと思います。結論から言うと試合に出るためにするべきことは
チームの誰にも負けない自分だけの武器を確立することです。
様々なものがありますが、今回は具体例をいくつか紹介していきたいと思います。
具体例1:リバウンド
リバウンドとは、シュートが外れたボールを取ることです。地味な役割に思うかもしれませんがとても大きな役割です。オフェンスリバウンドもディフェンスリバウンドも取るということは、相手の攻撃回数を減らし、自分達の攻撃回数を増やしていることになります。それだけではなく、仲間がリバウンドを取ってくれると思うとシューターも安心してシュートを打つことができ、シュート成功率が上がることに繋がります。相手の攻撃を減らし自分達の攻撃を増やしたり、シュート成功率が上がったりすると自ずと試合を有利に進めることができ、流れも良くなります。リバウンドは試合の流れを引き寄せることができるのです。スラムダンクに「リバウンドを制する者は試合を制す」という名言があったりもしますが、リバウンドは本当にそれだけ重要な役割を果たします。従って、リバウンドを絶対に取ってくれると監督からの信頼を得られれば、それだけでも試合に出られる可能性は大いに出てくるでしょう。もし貴方が高身長だったり、当たり負けしないフィジカルを持っていたり、とても腕が長かったりするのなら、リバウンドを武器にするのが試合に出られる一番の近道だったりするかもしれません。また筆者は中学1年生の頃に、フリースローの時にリバウンド要因で試合に起用してもらったということがありました。そういったことが試合に出ていく第一歩になっていくこともあるでしょう。
具体例2:3ポイント
その名のとおり、3ポイントシュートが成功すると3点が入ります。通常のシュートよりたくさん点が入る訳ですから、一発の威力が強いです。相手のメンタルなどにも関係してくるので3ポイントは試合の流れも引き寄せます。3ポイントが入る選手はスタートから使うのも良いですし、途中からシュート要因で使う場合もあります。例えば、試合の残り時間が少なく点差も開いていて2点では追いつく事が難しい時などに起用されることがあります。他には、先ほども言った様に3ポイントは試合の流れを引き寄せるので、試合の流れが相手にいっている時にシューターを投入して3ポイントによって試合の流れを自分達に持ってこようという時もあります。また、強いインサイドがいたり1on1が上手い選手がいたりしてそこで勝負がしたいのに、相手が中を固めて外角のシュートはある程度諦めるというディフェンスを敷いてきた時に外角のシュートの確立が高い選手を入れると相手も外角も注意せざるを得なくなってしまうため強いインサイドや仲間や自分の1on1を活かすことが出来るのです。小柄でインサイドなどで勝負することがなかなか難しい選手は3ポイントを極めるのも1つの手段でしょう。
具体例3:ディフェンス
いくら点数を取っても、点を取られてばかりでは試合には勝てません。それに、オフェンスの良い流れはディフェンスの良い流れから来たりします。手ではなく脚を使って、腰ではなく膝をしっかり曲げて低い姿勢を保ち、近い距離(ワンアーム)の距離を保ちながらずっとしつこくついてくるようなディフェンスはどんな選手でも嫌でしょう。よくスッポンディフェンスとも呼ばれていたりもしますが、その様なディフェンスからターンオーバーが生まれるシーンもよく目にします。
とても1on1能力が優れている選手や3ポイントが異常に入る選手がいたりして、その選手をとにかく封じたいといった時に、あなたがその選手を止められるのなら監督はきっとあなたをその選手とマッチアップさせるでしょうし、それでその選手を封じることができたらあなたはチームに大貢献です。また、そういった時にはボックスワンというディフェンスを使用する場合もあります。ボックスワンとは他の4人はゾーンディフェンスをし、残りの1人はマンツーマンディフェンスをするというディフェンスです。そういったこともできる様にしておくと良いでしょう。
+α:ボイスワーク
ボイスワークも立派な技術です。コート上で選手間がコミュニケーションを行わなければディフェンスに穴が生まれるし、O・D共に連携が上手く取れません。試合に出ていなくても、いつもベンチでチームを盛り上げていてベンチに入っている人も筆者の経験上存在しました。その人は練習でも試合でも誰よりも声を出していて、チームメイトに積極的に声をかけに行き試合でもメンバーの背中をいつも押していてチームに物凄く貢献していました。筆者の経験上ボイスワークを武器にしてそれで試合にでているという人は見たことがありませんが、先ほども言ったように、ボイスワークも立派な技術であり、どのポジションの人間でも関係なくやらなければいけないことです。
まとめ
試合に出るためにするべきることは、
チームの誰にも負けない、自分だけの武器を見つける事だと筆者は思います。自分に合った何かを、これだけは負けない自分だけの何かを皆さんも探してみて下さい。皆さんの未来が切り開かれていくことを願っています。
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